拍手小咄 (その1)








<メタルライダー黒尾&はぐれライダー赤葦>




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山 : 「ねぇツッキー、突然なんだけどさ…
  『拍手(はくしゅ)』と『柏手(かしわで)』って…どう違うの?」
月 : 「拍手は人間に対してもするけど、柏手は神社で神様に…」
山 : 「どうも、そう話は単純じゃないらしい…んだね?よっ!待ってました~!」
月 : 「元々は『拍手』…『拍』の字を『柏』と見間違えて誤用したって説があるね。」
山 : 「…。。。意外や意外、恐ろしく単純だったんだ…」
   
月 : 「他にも、『手の形が柏の葉に似ているから』っていう説もあるよ。」
山 : 「う~ん…それもまた、ちょっと単純すぎるよね。もっと捻りが…」
月 : 「何故神社で柏手を打つのか?その意味は?等、考察ポイントは沢山あるけど…」
山 : 「『二拝二拍手一拝』の作法の意味とか、出雲大社は『四拍』で…」
月 : 「伊勢神宮は『八開手』…語り出すと止まらないからね。」
山 : 「ココで軽く考察…ってワケには、いかないみたいだね。」
   
月 : 「そこで、『柏』と『拍』の、漢字の違いを見てみたんだ。」
山 : 「『柏』はそのまま…柏餅の『柏』の木、だよね?」
月 : 「木偏はそのまま、『大地を覆う木』。旁の『白』は…
  『頭の白い骨・日光・どんぐりの実』の象形から、
  『何も変わらない』『白い』という意味で…」
山 : 「葉の色が変わらない『常緑樹』を表すってことだ!」
月 : 「常緑樹の代表は『榊』…『栄える』を表す木だからね。」
山 : 「繁栄を願う…神社にはピッタリな木だね。」
   
月 : 「対する『拍』の方なんだけど…」
山 : 「手偏に『白』だから…『柏』とは『木』か『手』の違いかな?」
月 : 「実はこっちの『白』は、『百』を略したものなんだ。
  『百』は、パン!と掌を打つ音を表す擬声語なんだって。」
山 : 「漢字の構造から見ると、『拍手』が『元々』なのも…納得だね。」
月 : 「『偏』が違うだけ…かと思いきや、実は『旁』まで違ったなんて…」
山 : 「カンタンな漢字でも、調べてみると新たな発見があるね~」
   
月 : 「ところで、ご飯前の『いただきます!』の拍手…
   正式には『礼手(らいしゅ)』って言うらしいんだ。」
山 : 「直会(なおらい)…御神前に上がったお供え物を頂く時にする、
  『一礼一拍手』からきてる…って、聞いたことあるよ。」
月 : 「古代の朝廷では、大事な儀式での食事では、柏の葉を食器として使った…
  『柏 + 礼手』→『柏手』…っていう説もあるんだ。」
山 : 「この説も、納得する部分があるね。」
   
月 :  「(*≧∀≦)ノノ゛☆パンパン♪ …頂きます。」
山 : 「ちょっと待ってツッキー…それ、ナニを頂いちゃってる…?」
月 : 「(=´Д`=)ゞイヤァン♪ 『続き』の山口は…こんなカンジかな?」
山 : 「意外性もナニもない…恐ろしく単純な『見間違え』をしそうだよ…」





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黒 : 「拍手ありがとうございました~!」
赤 : 「この『web拍手』なんですが…少々面白い記述を発見しました。」
黒 : 「一体これは何なのか?誕生の経緯は?…とかか?」
赤 : 「それも面白いネタではあるんですが…今回は違います。
   このサービスを某所からお借りしてるんですが…その『注意書き』です。」
黒 : 「『文章』だけじゃなく、1頁目みたいな『画像』も設定可能なんだよな?」
   
赤 : 「その『お礼画像』に関するネタです。
  『被写体が18歳未満と思われるポルノ画像』は、固く禁止だそうです。」
黒 : 「最初の画像…『メタル』に乗ってる俺だけど…」
赤 : 「18歳未満の『誰か』に乗ってる黒尾さんだと、アウトでしたね。」
   
黒 : 「それは良いとして…当たり前っちゃ当たり前な『注意書き』だよな。
   だが…禁止しとかないと、『裏テク』として使えちまうってことか。」
赤 : 「サイト本体に『そういう画像』を載せることは、当然禁止です。」
黒 : 「サイト閉鎖ぐらいで済む…時代じゃねぇよな。犯罪行為に該当する。
   所持・提供・製造・頒布・公然陳列・輸入・輸出…全てが摘発対象だ。」
赤 : 「それを免れるために、レンタルスペースである『web拍手』に画像を送り、
   そこで閲覧させる形式を取ったとすると…」
黒 : 「『web拍手』サービス提供者の方が、摘発されるおそれがあるな。」
赤 : 「つまりは、『裏テク』防止のための『注意書き』ってことですね。」
黒 : 「こんなトコにも考察ネタがあったとは…おもしれぇな!」
   
赤 : 「ところで、この『注意書き』から逆に考えますと…」
黒 : 「『被写体が18歳以上』かつ、公序良俗に反しない程度の『エロ画像』は…」
赤 : 「問題ないことになりますね。」
黒 : 「むしろエロサイトなら、『お礼』に相応しいというべきか…」
赤 : 「『拍手』するごとに一枚ずつ脱衣…ポチリしまくっちゃいますね。」
黒 : 「んで、『次がラスト!』ってとこで、別ページにジャンプ…課金!ってか。」
赤 : 「そういうアイディア…悪知恵が働くスピード、さすが腹黒尾ですね。」
黒 : 「腹も尻尾も黒いみたいな言い方すんなよ。」
赤 : 「おや、白々しいですね。」
   
黒 : 「サイト運営で一番気を使うのが…『年齢制限アリ』のページだよな~」
赤 : 「どんなに隠しても見つかっちゃいますし…良心に委ねるしかないですよね。」
黒 : 「その『裏ページ』…『拍手』に隠しちまうのはどうだ?」
赤 : 「成程…『モノ』自体じゃなくても、『入口』をココにしてしまう…と。」
黒 : 「これだと、自サイトにエロを載せる恥ずかしさも緩和できるし…」
赤 : 「興ざめな『ワンクッション』…事前の『注意書き』も不要になりますね。」
黒 : 「赤葦の…ポチリを…そして裏に…入れ…」
赤 : 「『考え事』の一部だけを口に出すの…止めて下さい。」
   
黒 : 「とりあえず、ココの有効利用法…一考の余地アリ、だな。」
赤 : 「『拍手のお礼にエロは相応しいか』…という点について、一考すべきですね。」





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※2016/09/19~2016/12/15まで設置


2016/12/15 拍手ページより移設

 

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